ノイズを極力減らす。

他の先生方の小説を読んでいると、たまにノイズを感じる時があるのですよ。

ノイズというのは、個人的な表現なのですが、

読んでいて二度読みしていまったり、あれ? どっち? とか思ってしまう表現ですね。

ちょっと例文を出しますと、夫婦の会話です。

冷蔵庫から別のひと缶を取り出す。

「毎晩チェックしている訳じゃないけど、いつもこんなに遅いの」

「ああ、いつもこれくらいだ」

二行目の終わり方が疑問なのか断定なのか、次の返事を読まないと分かりません。

私はこの「遅いの」の後に「?」をいれます。

すると一回読んで、ああ疑問かと分かり、するすると読むことが出来るのです。

それとか、

女と男三人が入ってきた。

という言葉も、女と男含めて三人なのか、女一人と男三人なのか、一瞬戸惑ってしまいますよね。

これもちょっと手を加えて、

妖艶な女と、男が三人入ってきた。

として、読点を打ったり、助詞を入れたりします。

まだまだ工夫はあるので、また時間がある時にでも。

Bird Land Generation Revival.

北丘淳士の部屋へようこそ。 こちらでは、北丘淳士が手掛けた渾身の作品を販売しています。 ホラー以外、手掛けてますので、お気に入りの一冊が見つかると思います。

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